東方Projectフルオーケストラ公演『幻想郷の交響楽団 - 夢現つ嘯風弄月 - 』感想
行ってきました!いつも通り!!一人で!!!
感想を言い合える友達が欲しい人生だった。だがしかし何も記さずに終えるのも勿体無いので感想をぽろぽろとしたためます。
開演前
JAGMOさんの公演は過去に5回ほど(東方4回、Undertale1回)参戦していますが、今回は演奏曲目がすごく自分好みなのもあって、奮発してSS席(税抜¥9,800)をとりました。
買ってから流石に高いかなぁと感じましたが、いざ座ってみると随分とゴキゲンなポジションで大変テンションが上がりました。
これまでずっと2階席で聴いてたのですが、そこと比べると明らかに臨場感や音の分離感が優れてました。単純に奏者との距離が近くなって、いろんな音がいろんな方向から聴こえるようになっただけだとは思うのですが、こっちのほうが耳が気持ちよかったです。
では感想をば。
感想(だいたい演奏順)
永夜抄
「竹取飛翔~Lunatic Princess」
「月まで届け、不死の煙」
親の声より聴いた曲。いい感じの前菜でオケに入り込む準備ができた感じ。
鬼形獣
「セラフィックチキン」「アンロケイテッドヘル」「偶像に世界を委ねて〜Idoratrize world」「聖徳太子のペガサス~Dark Pegasus」
偶像に〜が聴きたくて来たってのも6割くらいあったので非常に楽しみだった曲たち。肝心の曲はドラムスがゴリゴリにはっちゃけてて楽しかったと言えば楽しかったのですがツーバスが入ってきたあたりで多少過剰じゃないかという気がしてきました笑。割と曲自体キメキメで演奏するポイントが多いので、これはシンプルに原曲に寄せて演奏するだけでも十分楽しい曲になるんじゃないかなぁ。
星蓮船
「春の湊に」「感情の摩天楼」「平安のエイリアン」
感情の摩天楼が良曲過ぎ&オケ映えし過ぎで終始涙腺を刺激されていました。Aメロでのバイオリン重奏、何回聞いても極まりますね。平安のエイリアンは不協和音の使い方とクレッシェンドでの盛り上げ方が大変お上手。わかっててもゾクゾクしてしまう。
憑依華
「夜が降りてくる」「砕月」「幽雅に咲かせ、墨染の桜~Border of Life」「憑坐は夢と現の間に~Necro-Fantasia」
墨染とネクロファンタジアの絡み方がよかった。でもやっぱり砕月が好き。幻想郷の原風景が一番想起させられるのは個人的にはこの曲。
紺珠伝
「故郷の星が映る海」「ピュアヒューリーズ~心の在処」
後半戦、雨音のSEに続いて故郷の星が映る海が入ってくる下りはもう完璧。終始鳥肌。でもピュアフューリーズの方はもっと激しめにして緩急つけてほしかったなという我儘。故郷の〜に溶け込み過ぎてて演奏されてるのわからんかった。
地霊殿
「ハートフェルトファンシー」「少女さとり〜3rd eye」「霊知の太陽信仰〜Nuclear Fusion」「死体旅行〜Be of good cheer!」「ハルトマンの妖怪少女」
ボス曲たちが暴れまわってて大変よろしおすなぁという所感です。古明地姉妹曲でわちゃわちゃして終わるかなーってところに霊知の太陽信仰が割り込んできたところ、空が全速力で戦いに割り込んでくるような絵が容易に想像できて笑ってしまいました。死体旅行はもっと長くやってほしかった!演奏されてるの初めて聴いたけど全然オケ負けしないわこれ。
旧作
曲と名前が一致しなくて苦しかった。「え何これめっちゃいい曲」ってなるたびに原曲をちゃんと知っておきたかったなぁと思った。
紅魔郷(アンコール)
親の声より聴いた曲で〆。セプテットはオケで演奏されるために生まれたような曲だなと思いました。よかったんだけどこれをアンコールにやるならダブルアンコールは欲しかった。安定の終わりすぎてちょっと物足りなさを感じた。
まとめ
- 終盤の地霊殿ボスラッシュがめちゃめちゃエキサイティングでそれだけで行った価値はありました。一方一番楽しみだった鬼形獣は伸び代がいっぱいあるのでこれから楽しみ。
- オケでのドラムスの存在、塩梅が難しいなぁと感じました。東方を原曲チックにやろうと思ったら欠かせないピースではあるものの、大抵の場合自己主張強過ぎて破綻気味になってしまいがち。ゆったり聴きたい音楽で2、4拍を強調されすぎると、オケ特有の浮遊感がなくなっちゃう気がします。全体的にもう少し溶け込み気味に、ソロみたいにはっちゃけるところでははっちゃけて、メリハリがついてほしい。
- 6ボス曲ウオオオオオEX曲ウオオオオオオオもいいんだけどそれ以外の曲にも日の目を当ててほしい。道中曲にもいっぱいいい曲ありますよー!!
的な。
でもなんやかんや言いながら次回も行きます。感情の起伏が少ない今日この頃、心を揺さぶってくれる数少ない機会であることは間違い無いので!